構築経緯
< メガデンリュウ使いたいな。
< 取り敢えず過去の文献を漁ってみよう。
……あ、あれ??変なのしかヒットしないぞ??
どうやらレート勢の方によると、そもそもメガデンリュウの使用者が少なく、ブログの閉鎖等により残存している構築記事が少ないとのこと。
かと言って使用率に反しそこまで弱い訳でも無く、慣れれば十分に強いらしい。
う~ん、じゃあ自分で開拓してみるか!👨🌾🚜
しかし開拓すると言っても、他の使用者がどのような並びになったのか気になったので調べた所、メガデンリュウ軸はレート時代に知名度が高かった並びが存在するらしい。
しかもブラッシュアップすればその構築に近づくらしく、凄く完成度が高いのだとか。
(有名な並び:)
自分は令和勢なのでそこら辺の先入観が無く、せっかくなので今回はそちらの構築を参考にせず1から作ることにした。
かと言って逆張りして、地面タイプで固めて放電連打で麻痺を狙ったり、奇をてらってプラズマシャワーやコットンガードを使うのも違う気がしたので、強いと思った構築を素直に使う事にしました。
考察
まず何故メガデンリュウの使用率が低いのか、他の特殊アタッカーと比較する事にした。
ということでトリプルでよく見る特殊アタッカーのメガ枠一覧。
次点でこのあたり。
これらに共通することは、みな強力な一致範囲技を使えるということ。
デンリュウも範囲技の放電を覚えるには覚えるが、火力が中途半端な上に味方を巻き込むので使いにくい。
う、う~ん。
じゃあメガデンリュウの強みは?
・噴火潮吹きに耐性があり、特に雨滅び系に強い。耐久もそこそこある。
・メガサナと同等のC165で火力が高い。
・全ポケモンの中で最も高威力でボルトチェンジを使える。
今回はこの3点に注目する事にした。
よし、ボルトチェンジを多用するのでサイクルが出来るパーティーにした方がいいだろう。
→デンリュウが縛られているとボルチェンでサイクル戦が出来ないな。
→トリプルでデンリュウを縛ってきそうなポケモンと言えば。
→
あ、あれ?
サイクル戦厳しくないか???
あ~~~~~~~~~~あ!
デンリュウが苦手なポケモンを1手で縛れるポケモンがいたらなぁ!
いた。
上記5体のポケモンを、鉢巻先制バレパンで大体確1で倒せるとんでもポケモンがいた。
なぜ使用率が高くないんだろう???
しかも蜻蛉返りを覚えるのでサイクル戦に向いている(メガを除けば最も高威力で蜻蛉返りを打てる)。
その上メガデンリュウの弱点3つを半減、ハッサムの弱点がメガデンリュウに半減と奇跡みたいな噛み合わせをしていた。
取り敢えず構築の方針が決まったので情報収集として秋桜さんの構築記事を参考にしたところ、メガデンリュウの強みはS操作が無くても耐性を活かしてサイクル戦が出来る事だと書いてあり、なるほどなと思った。
なのでS操作に依存せず、相手に圧力をかけれるポケモンとしてを選んだ。
次にサイクルを回す上で必須な威嚇枠として。
炎と氷の一貫を切れる猫騙し枠として。
最後に岩と水の一貫が切れ、若干重めなバンドリマンダに強い枠としてを採用しました。
基本戦術としては、ファイアローとハッサムの先制技で交代を誘発しながら、蜻蛉返りとボルトチェンジで削りを入れつつ有利盤面を作り、先制技の確定範囲に入った相手をスイープしていくという感じです。
個別紹介
ハッサム
ハッサム@こだわりハチマキ(テクニシャン・いじっぱり)
177(252)-200(252)-120( )-×( )-101(4)-85( )
つばめがえし/とんぼがえり/はたきおとす/バレットパンチ
ぽけっとふぁんくしょん!
テラキオンとニンフィア等を縛りたいのでA特化。
10試合中9試合は蜻蛉返りとバレットパンチで拘った。
燕返しはモロバレル意識。
デンリュウ
197(252)-×( )-106(4)-183(252)-110( )-54( )
ぽけっとふぁんくしょん!
非トリル下で抜きたい相手より、トリル下で抜きたい相手の方が個人的に多かったので最遅。
H252振りだけで大抵の一致竜波は耐える。
ボルトチェンジの火力はC特化メガボーマンダの竜の波動くらいであり(目安としてはH4振りメガガルーラ乱2)、サイクルを回す過程で相手のパーティーをゴリゴリ削れるのが偉かった。
トリトドン
トリトドン@オボンのみ(よびみず・れいせい)
218(252)-×( )-102(112)-143(140)-102( )-53( )
だくりゅう/だいちのちから/まもる/じこさいせい
ぽけっとふぁんくしょん!
トリプル シーズン5 「ガルーラニンフィア」 レート2034 (最終1位) - マイガキ。デジタルカードゲーム。ドラクエライバルズ。
こちらの調整をお借りしました。
場持ちをよくする為に自己再生を採用。
トリトドンを採用する事で対雨、対晴れ、対トリル性能が上がった。
影の立役者。
ランドロス
S…最速スカーフドーブル+1
H-B…A1↑キリキザンの不意打ち確定耐え
対バンドリ兵器。
このパーティーで何が一番不要かと言われるとこのポケモンなので、序盤~中盤で威嚇を撒いて切り捨てる事が多かった。
ハリテヤマ
219( )-187(236)-98(140)-×( )-97(132)-49( )
ぽけっとふぁんくしょん!
ボックスにいた個体をそのまま流用。
ハリテヤマは基本初手に出さないしトリルにも強く出れるのでそこまで困る事は無かった。
負けん気キリキザンが割と重かったので、カポエラーでは無くハリテヤマで多分正解。
ファイアロー
185(252)-146(252)-91( )-×( )-89( )-147(4)
ぽけっとふぁんくしょん!
スイーパー。
デンリュウの相性補完で鋼を入れる兼ね合い上、モロバレルや格闘タイプが重くなるので、デンリュウ入りに絶対欲しい存在だった。
ハッサムとファイアローで睨みを効かせながらサイクルを回すのがこの構築の主題だったので、いかに終盤まで温存できるかが胆。
剣舞の使用機会は少なかったので、他の技に変えてもいいのかも。
所感
フリーで15勝1敗。
雨とトリルには6-0で圧勝した試合があったので雨とトリルには頗る強い。
使ってて感じた強みとしては、S操作を必要としないのでそれらの補助を攻撃に回せ、相手のS操作を起点にして自分の有利な盤面に操作出来る点。
また相性補完が優秀なので、範囲技で押し切られる事が少ない。
逆に言うと範囲技で押し切る構築では無いので、どことどこの相性補完が途切れると厳しいか、引き先を確保する為にどのポケモンとどのポケモンが盤面に共存しては行けないのか等、普段以上に考えることが多いのが弱み。
1から作るということで不安だったが、思ったより勝率が高かったので良かった。
まだ数戦した程度なので、これをたたき台にしてブラッシュアップしていきたいです。